赤ちゃんのスキンケアは必要?肌に何もつけない方が良い?

赤ちゃんの肌は意外とトラブルが多いもの。
そのため赤ちゃんのスキンケアを推奨している医師もたくさんいます。

しかしナチュラルを大切にという考え方の医師もおり、ママはどうしていいのか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。

ここではスキンケアのメリット&デメリットの情報をお伝えし、赤ちゃんのスキンケアについて考えてみたいと思います。

スキンケアのメリット面

入浴後の皮脂を補う

赤ちゃんにとって清潔は第一です。
そのためにも毎日の沐浴や入浴は欠かせません。

それによって皮膚の表面の汚れや毛穴に入った老廃物や、汚れを取り除くことも大切です。

しかし毛穴の中の汚れを取り除くことで、必要な皮脂も取れてしまうこともあります。
成人の洗顔などでもよく言われることですが、洗顔後のスキンケアが重要なのです。

当然赤ちゃんも毛穴がキレイになることは大切ですが、皮脂が取れてしまうことで保湿を補ってあげることも大切になってきます。

そのためお風呂から上がったときには、ベビーローションを使用してつけてあげるといいでしょう。

情操教育にも役立つ

全身をスキンケアのためのベビーローションなどを塗ってあげる場合、ママは両手を使って優しくマッサージをしながらつけてあげましょう。

赤ちゃんはマッサージによってもちろん気持も良く、ママとのスキンシップが多くなることで、より赤ちゃんの安心感にもつながります。
そして情操教育にも役立つと言われているのです。
赤ちゃんのこの時期の安心感は、大きくなってからの「自信」につながるとも言われています。

このようなことからも、スキンケアは良い影響がたくさんあると言えるのではないでしょうか。

スキンケアのデメリット面

熱がこもる

スキンケアでベビーローションなどをつけすぎてしまうと、体内の熱がこもってしまうことも起こります。

赤ちゃんは代謝も激しく、体温も高いので熱が外に出ないと湿疹などを発症する原因になってしまうのです。
暑くて不快になると赤ちゃんは長泣きをしてしまうことに。
それによってまた体温が上がるという悪循環が起こってしまいます。

皮膚を甘やかさない

入浴や沐浴で毛穴の中までキレイになると皮脂が不足してしまうので、スキンケアが必要だという意見がある一方、肌をそんなに甘やかすと皮脂分泌調整ができなくなるとう意見もあります。

つまり肌があまり甘やかされてしまうと、自分の力で皮脂コントロールができなくなってしまうというわけです。

しっかり自分で良い状態をコントロールできる肌づくりのためには、スキンケアは必要ない、肌を甘やかさないという考えもあります。

トラブルが起こってからスキンケアをする
もちろん甘やかさないといっても、赤ちゃんの肌にはトラブルも多いため、トラブルが起こったときには、スキンケアをすると考えているママもたくさんいます。

トラブルが起こっていないなら、特にスキンケアをしなくても良いという考え方です。
スキンケアをしなくても、肌トラブルなど特になく育つ赤ちゃんもいます。

逆にスキンケアをしっかりしても、いろいろな肌トラブルを経験して育つ赤ちゃんもいるのです。
そういう意味では、赤ちゃんの体質も大きく左右するとも言えます。

環境づくりが重要について

スキンケアを意識的にするママ、スキンケアを意識的にしないママ、どちらも赤ちゃんのためを考えてのことではないでしょうか。
もちろん肌の状態は赤ちゃんの体質にもよるところも大きく、一律に考えることはできません。

しかし肌トラブルが起こってしまった場合は、スキンケアは不可欠なってしまいます。
そこで、どちらの考えを持っているとしても、大切なことは赤ちゃんの環境づくりではないでしょうか。

室温、湿度について

そのためには赤ちゃんの生活する部屋の温度、湿度も重要です。
夏の温度は25~27度、冬は22~25度、湿度は常時50~60%です。

服装について

次に服ですが、やはりママの感覚でつい厚着にさせてしまいますが、赤ちゃんは代謝も激しく体温も高いので、少し薄着程度がおすすめです。
背中に手を入れて汗をかいていないかチェックしてみましょう。

部屋の掃除について

部屋の換気や掃除なども重要です。
赤ちゃんをちょっとベビーラックなどに乗せて、部屋の掃除をしっかりしましょう。

赤ちゃんがもしアレルギーの中にはハウスダストがアレルゲンの場合もあり、ダニの死骸にも注意が必要です。
現在アレルギーが出てなくても、ハウスダストがきっかけでアレルギーが出ることもあるので清潔な環境は重要です。

布団について

赤ちゃんの体温が高いことを考えて、掛け布団は少し薄めにしましょう。
肌に直接付くシーツやタオルケット、布団カバーは綿100%が原則です。

赤ちゃんが布団の上で動いているときには掛け布団を取り、寝付いたら掛けてあげるようにしましょう。
起きて体を動かしているときには、そうとう代謝も活発になっており体温も高まっています。

保湿性の高いベビーソープを使用する

ベビーソープはお風呂や沐浴時などで絶対使用するものです。
そこで、ベビーソープ自体を保湿性が高く無添加で肌に優しいタイプにすることによって改めてベビーローションなどに頼らなくても良い状態を心掛けましょう。

ベビーソープが肌に合わず、湿疹などの肌荒れが起こる場合もあるためベビーソープを選ぶ時はできるだけ無添加で低刺激なタイプを選ぶことをおすすめします。