妊娠線の予防で一番重要なのは事前のボディケアですが、そのために妊娠線予防に特化された専用の保湿クリームを利用することをおすすめします。
しかし市販されているボディークリームでは兼用できないのか、またいつからいつまで使用すればいいのか、妊娠線予防クリームについてもう少し掘り下げてみたいと思います。
市販のボディークリームとの違い
「市販のボディークリームなら買わなくても持っている!」
なんていう人もいるかも知れません。
一般のボディークリームと、妊娠線予防クリームの違いはどのようなものなのでしょうか。
まず、妊娠中は匂いにとても敏感で、いつもなら好きな香りでも悪阻時は吐き気を感じることもあります。そのため、妊娠中に付ける妊娠線予防クリームは限りなく無臭に近く、刺激のないように作られています。
そしてただの乾燥予防ではなく、真皮のコラーゲンの切断された部分の修復効果のあるものが多いです。つまり、より予防効果が高く、改善効果も期待できるものとなります。
一般の保湿クリームは肌表面に浸透して表皮ケアを行いますが、妊娠線予防クリームの場合は真皮層まで届く必要があるため浸透性が高くなっているのです。
また、一般の保湿クリームはホルモンバランスの乱れている敏感な妊娠中の肌にトラブルを起こしてしまうこともあります。デリケートな肌用に作られていないと逆効果になってしまうのです。
これらのことから一般の保湿クリームは、妊娠線予防クリームの代わりにはなりにくいことがわかります。
妊娠線予防クリームを使う時期
妊娠線予防クリームはできるだけ妊娠が分かった時点で付け始めるのが理想です。
最低でもお腹やバストが大きくなりだす妊娠4カ月目からは使うようにしたいもの。
ただし、もうお腹が大きくなってしまったという人も諦めることはありません。気づいたときからでも効果はあります。
まず、お腹などが大きくなる前から使うことで、皮膚の保湿と弾力性を高めるため妊娠線予防となり、妊娠線が出始めていても今後の予防と今出ている妊娠線の回復に役立ちます。
妊娠線は1度できてしまうと、なかなか治らないと言われていますが、完治は難しくても“目立たなくする”ことは可能なのです。
産後1年程度使うと出来てしまった妊娠線が少しでも早く目立たなくなります。また次の妊娠ということになったときも、妊娠線は出来にくい状態になっているはずです。
妊娠線予防クリームの正しい塗り方
妊娠すると日に日にお腹は大きくなっていきます。そんな時期には妊娠線も日に日に増えてしまうことも。
そこで妊娠線予防クリームの正しい塗り方の基本は毎日欠かさないこと。1日、朝と夜の2回塗るようにしましょう。
お風呂上がりなどは特に浸透率も高くなるのでおすすめです。
そして特に目立つお腹だけでなくバストやヒップ、太もも、それに体重が増えている場合は二の腕も欠かさず塗り、マッサージするようにします。
目で感じられるところだけが大きくなっているとは限らないため、可能性のあるところに塗るようにするといいでしょう。
たった2~3日さぼっただけでも、出来るときには出来てしまいます。
出来てしまった妊娠線
出来てしまった妊娠線は完全に修復するというより目立たなくしていき、最終的に時間はかかりますがほとんどわからない状態にすることも可能です。
産前のようなキレイなお腹に戻すためにも日頃の多少の努力は必要です。
目立たなくするまでは根気強くクリームを使用し、時間をかけてケアをしていきましょう。